黒島 椿のアンニュイな日記

よく空気嫁といわれます。が、そんな特殊能力は無いです

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特定郵便局現状

2009/12/11(金) 01:36:12 未分類 EDIT
郵便局の問題というのは往々にして
政治やシステムの問題なので
何とも言えないのですが
田舎の特定郵便局の現状というのは
なかなか知られていないと思います。

googleで検索すると郵便局の仕事は”楽”というトピック
が多かったのが気になりました。

郵便局=郵便事業会社という結果が多くて、
荷物の集配をする所というイメージが
根付いているのかなと思います。

全国2万局の特定郵便局は
各郵政グループ会社の委託を受けた営業所であり、
①郵便業務、
②銀行業務、
③保険業務、
の全ての仕事を請け負っているのが実際のところです。
当然仕事の範囲が広い訳で、それほど”楽”じゃないかも。。。
という事を以下に説明します。
郵便局によって大きく差がありますが
ここではある離島の小さな郵便局を例に挙げます。


業務内容は広く深く、マニュアルは5万頁におよび、
宅配業者、銀行員、保険会社の知識と資格が必要とされます。
営業成績もかなり重要視されます。
毎年人口100人の島で
年間1億円の定期貯金を獲得とか
年賀状を職員一人当たり1万枚売るとか
(100人の島で1万枚は売れません。当然、
       外地で予約を取り付けて立替販売、送料自己負担)
生命保険契約2、年金保険契約2、
クレジットカード契約2件、年金受取2件獲得するとか
宝くじ、記念硬貨、記念切手、事務用品、
国債を販売するとか、(営業手当てなどありません)
毎月のように販売されるカタログをその商品内容に関わらず必ず獲る
(売れない商品もあるのでその時は自爆)とか
何か間違えると事故となり、本社呼び出しになり評価が下がるとか
民営化前と民営化後の書類の間に起こる様々な矛盾、トラブル。
毎月のように変わる業務内容、マニュアル、書類。
給料は手取り15万前後とか
民営化、分社化で黒字経営が難しくなり、仕事場が潰れるかもしれない不安
(現に田舎の郵便局は潰れていっています。)
などありますので、そこまで”楽”な仕事ではないと思います。

カタログ販売に関しては
時には、「これは売れない。絶対売れない・・・。」
と思える商品もあり、そういう商品に限って
「目指せ!10個獲得♪」とか来ます。
人口100人の島ですから1割の人に売らなければなりません。

もちろん、売れる商品もあります。
「つぶらなカボス」とか
お中元ギフト、お歳暮ギフトとかは良い商品だと思います。
ですから、カタログ商品の営業目標を商品個別では無く、
全体売り上げで設けてくれれば助かるのですが・・。

一回おどろいたのが
一袋あたり”1,350円”のレトルトカレー。
販売目標10個。というものです。
「これは・・・・・売れない。かも。。。」と思いました。
あまりにも高額です。物価が10倍な勢いです。本社如何思ヒシ哉。
しかも”抹茶カレー”とか冒険心溢れる商品でした。
売る自信が無かったので自分で買って姉に送りました。
後から「お客様からの意見により販売目標取消し」
の指令がきたとき、ちょっと ホッとしました。

いろいろネガティブに書きましたが、
特定郵便局の仕事、もちろん良い点も沢山あります。
①福利厚生がしっかりしています。残業手当しっかり出ます。
    この点は今時の民間企業では最高だと思います。
②資格が必要→逆に言えばいろいろ資格が獲れる。資格マニア歓喜。
③田舎の郵便局だと18時には帰れます。ゆっくり夕食が獲れます。
              都会の郵便局ではまず無理ですが・・・。
④地域の人と関われる。やはり仕事は金だけではなくて、社会的使命感も意欲に繋がると思います。
⑤信用がある。全体的にコンプライアンスは徹底していると思います。いろいろ職員犯罪が報道されていますが
    少なくとも私が以前いた会社よりは圧倒的に規範意識が高いです。
     こんな離島にも年に10回抜けうち調査が入る徹底ぶりです。
          昔の郵政監査は司法権があり、拳銃、手錠を携帯していたそうです。
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