黒島 椿のアンニュイな日記

よく空気嫁といわれます。が、そんな特殊能力は無いです

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庶民サイドボード

2014/04/01(火) 21:22:20 妄想 THEME:シニア・エッセイ (ジャンル : 日記 EDIT
今の60代~70代にとってサイドボードは憧れの家具だったらしく
私の実家にも当然のようにサイドボードがあります。
洋風でがっちりしたつくりのものです。

思うにこの世代は戦後の極度に貧しい時代を知っている世代であり
「豊かさ」への憧れが人一倍強い世代なのでは
と私は推測しています。

本当は暖炉のある家に住みたいけど
流石に無理だからこの高級感漂う
サイドボードなる家具で一発逆転!
豊かな生活感!
という感じで流行ったのではないでしょうか?

中にとっておきのブランデーやワイン、高級グラスなど入れれば
それだけで醤油臭そうな居間が
フィラデルフィアの別荘に様変わり!なわけです(想像)
しかし実際のところ
サイドボードというのはともかく
和室に似合わない。
我が実家の6畳半の小さな居間に
どーんと鎮座するサイドボードも
いかにも不釣合いで、よくみると足の付近は
若干畳が沈んでいます。
それでも親はサイドボードを捨てられないらしいのです。

中身は旅行に行ったときに買った
使い道に困る皿や湯のみ、
その湯のみにも耳かきやらインク切れのボールペンが
雑多に入っていて・・・・
サイドボードの上にも おつまみや灰皿、みかんなどが乗っかって
すっかり高級感はなくなってます。
けれどもやはり憧れと買ったときの喜びがあるのでしょう
幾度とあった引越しにも負けず
このサイドボードはいつも鎮座しております。

小さな畳の居間に似合わないながらも
その混沌っぷりが妙な庶民っぽさを醸し出していまして
単に安っぽい家具で揃えるよりも
こういう極端な組み合わせのほうが
センスの悪さも相まって庶民っぽさを表現してるなぁ!
と感心するものであります。
そしてそういう居間の雰囲気に
安心する私もまた庶民であります。
もちろん庶民の伝統として
居間の柱には身長を記録した傷があります。

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